
AmazonのKindleでは、誰でも電子書籍を出版することが可能です。
無料で「会員登録」「電子書籍出版」「販売」まで全てできるのです。
必要なものは「原稿」「表紙」のみです。
もし、実際に電子書籍を出版するということになると、KDP(Kindle ダイレクト・パブリッシング)への登録が必要です。
ここではKDPの登録の手順を順番に説明しますのでぜひ参考にしてください。
KDP(Kindle ダイレクト・パブリッシング)とは
KDPとは、Amazonの「Kindle Direct Publishing」の略になります。
KDPに登録し、自分で「原稿」「表紙」をアップロードすることで、電子書籍を出版することが可能です。
完成した電子書籍は、自身で価格を決めてAmazonのKindleストアで販売することができます。
無料で登録が可能で、ユーザーにはロイヤリティ(印税)が入る仕組みになっています。
※KDP登録前にAmazonのアカウント登録が必要です。
Kindle ダイレクト・パブリッシングのアカウント登録手順
KDPのアカウント登録は一見複雑そうに見えるのですが、項目は意外と簡単なものばかりです。
まず、Amazonにログインした状態で「Kindle ダイレクト・パブリッシング」の公式サイトへ移動します。
Kindle ダイレクト・パブリッシング
ここで「サインイン」をすると、Kindle ダイレクト・パブリッシングの利用規約が表示されるので、一読したら「同意する」をクリックします。
すると、ページが変わり管理画面(ダッシュボード)が開きますが、この時点では「アカウント情報が不完全です。」となっているため、これからアカウント情報を登録します。
①国
②氏名
③郵便番号
④都道府県
⑤市区町村
⑥住所1
⑦住所2
⑧電話番号
です。
その次は、「ロイヤリティを振り込んでもらう銀行口座」の登録になりますが、ここで支払いの受け取り方法を入力します。
①銀行の所在地はどこですか
②通貨
③口座名義
④口座種類
⑤口座番号
⑥金融機関名
⑦金融機関コード
⑧支店コード
これら全ての入力が終わったら、銀行関係の登録は終わりです。
少し難しいのは「税に関する情報」になります。
Amazon.comはアメリカなので、この税の情報はアメリカ向けの書類です。
税務情報に関するインタビューが開いたら
・お客様の納税区分は何ですか
・米国の税務上、あなたは米国人ですか
この2つの選択が済むとステータスに
「仲介代理人」「または別人の代わりに支払いを受け取る代理人」「あるいは橋渡しするだけですか?」
と3つの選択肢が出ますが、ここは「いいえ」を選んで下さい。
これは簡単に言うと「出版の代行をして仲介で手数料をもらう商売ですか?」という意味です。
あなたが自身の本を出版する場合は、全く気にしなくて大丈夫です。
続いて、住所を入力していきます。
住所は初めに入力しましたが、アメリカに対しての税務上の身元情報になるため、半角のアルファベットで書かなければなりません。
①フルネーム
②国籍を有する国
③国
④番地
⑤アパート名、部屋名、部署名、建物名、階数など
⑥市区町村
⑦都道府県/州
⑧郵便番号
⑨本籍地の住所と同じ
を入力し、完了させましょう。
もし「本籍地の住所と同じ」ではない場合は、そのチェックを外します。
そうすると住所を入力する欄が出てくるので郵送先の住所を入力します。
次は「納税者番号(TIN)」の項目になります。
この納税者番号(TIN)というのを簡単に説明すると、「TINを持っていないとアメリカの源泉所得に対する法定源泉税率30%がかかる」というものです。
しかし、ここで申請をしてくと免除になるということです。
私は米国以外のTINを持っています
私は米国のTINを持っています
なぜ、TINを指定できないのですか?
ここは2つのチェックを外し「私が税金支払い義務のある国では、居住者にTINを発行してません。」を選択します。
次は、署名をします。
「IRSのフォームW-8 BENに従って提供した情報に対して、電子署名をすることに同意します。」
にチェックを入れて下さい。
下へスクロールさせていくと署名の欄がありますので
署名(氏名を入力)→半角アルファベットで名前を入力
日付→このまま
最後に入力した名前、住所、国が間違っていないかを確認し、署名、日付も確認します。
「フォームを送信」をクリックすると、「検証済み」と表示されます。
これで全ての手続きが終わります。
「インタビューを終了」をクリックして下さい。
これが済めば、電子書籍の原稿と表紙をアップロードさえ行えば、AmazonのKindleで出版し、販売ができる状態になります
まとめ
以上が、KDPの初期登録の方法です。
「納税者番号(TIN)」がよく分からないという人が多いのですが、前述した通りの意味になります。
ぜひ、原稿を書いてすぐにでも電子書籍を出版してみて下さいね!